七夕と言えば、短冊に願い事を書きますが天の川も見ようとしますよね。
でもふと今までの七夕の日を思い出してみると天気があまり良くない日が多いように思えませんか?
七夕に短冊を飾るのも空を見上げて天の川を見るのも、天気がいいことが前提のはずなのにその日の天気があまり良くないのは行事としてちぐはぐ感を感じます。
七夕がどうしてそのようになってしまっているのかを見てみましょう。
七夕の日にあまり天気が良くない理由
七夕の日にあまり天気が良くない日が多いのはなぜでしょうか?
7月7日というのはどのような時期に当たるのかを考えてみましょう。
気象庁で公表している梅雨入り/梅雨明けのデータを見てみると
梅雨入り:6月入ったあたり
梅雨明け:7月中旬あたり
沖縄を除いて大体このような形になっています。
(年によってバラつきはあります。)
つまり梅雨が明けてない時期に七夕は開催されているのです。
そりゃ天気があまり良くないわけですよ。。。
となると、なんでそんな時期に七夕のイベントが設定されているんでしょうか?
それは、暦が違うからです。
今世間で言っている7月7日は「新暦」でして、元々は「旧暦」の暦でやっていた行事です。
2017年で言うと旧暦の7月7日は新暦で言うと、
8月28日になっています。
バリバリ梅雨明けしています!
暦は変更したけれど、日付だけそのまま固定にしてしまったために
梅雨明けでの行事だったものが梅雨真っただ中の行事になってしまったのが、
七夕で天気が悪い理由ということですね。
七夕以外で天の川は見れるのか?
願い事を書いた短冊は最悪、軒下に笹を立てかけるという手を使う事はできますが、
天の川はそうはいきません。
天気が悪ければ空を見上げても雲で隠されてみることができないので天気が悪いと無理になります。
そこで気になるのが、七夕のお話の様に1年に1度しか見ることができないのかという疑問です。
これに関してはロマンも何もなくなってしまいますが、7月7日でなくても見ることはできます。
先ほどに出した、旧暦と新暦で実際の日が変わっているのに同じように七夕をやっていることからも別の日で天の川を見ていることになります。
しかし、はっきりと見たいのならば高原等日の光が少ない所に行きましょう。
星の見え方が全然違います!
見上げているのは同じ空なのに、
地元で七夕の辺りで高原が人気スポットになっていたりしませんか?
七夕をなぜ旧暦で行わないのか?
旧暦から新暦に変わったせいでそ、そんなに環境が変わっているのなら
何で旧暦に合わせないんだよ!
と思います。
ここで数年の旧暦の7月7日の日付をあげてみます。
2013年:8月13日
2014年:8月2日
2015年:8月20日
2016年:8月9日
2017年:8月28日
一応8月の中に納まってはいますが、かなり違います(;^_^A
2014年と2017年ではほぼ一月違います。
行事って何月何日という形で覚えていて、旧暦に合わせると毎年毎年確認しなければならないわけですね。
そうなってくると面倒でやらなくなる人も出てくるので覚えやすさを優先しているのだと思います。
個人でやるなら良いですが、イベントとして何か催そうと思ったら共通認識が必要になるわけで、
旧暦でやっていると
【某年8月1日】
男A:「そういや、今年の七夕いつだっけ?去年20日過ぎてからだからまだ準備してないわ」
男B:「あ~、うちもそうですよ。まあ10日位から本気出せばいいかな~と考えてます。」
男C:「・・・今年3日だけど」
男A/B:「Σ(・□・;) ま、間に合わん、、、」
とか言う事も起こりかねないですからね。。。
皆色々な予定とかがあるので、覚えやすさは大事だと思います。
新潟の「越後村上七夕祭り」は毎年8月の16,17日に行われているようなので、旧暦の辺りで七夕を感じたいと思ったらここにいくのもありですね。
まとめ
七夕が天気の悪い時期になっているのは、暦違いでも同じ日付でおり新暦では梅雨明けしていないから。
七夕以外でも天の川を見ることはできるが、
雰囲気を感じながらならば旧暦の辺りで行われている祭りに参加するのが良い。
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